リビア問題の解決をめぐる非公開会議が14日、エジプト首都カイロにあるアラブ連盟本部で開かれました。

　国連のパン・ギムン事務総長とアラブ連盟のアムル・ムーサ事務局長、欧州連合（EU）のキャサリン・アシュトン外交安全保障政策上級代表らがこれに参加しました。

　会議後の記者会見で会議出席者は、リビアの関係各方面が直ちに停戦し、政治的手段を通じて今の危機を解決するよう呼びかけました。

　パン・ギムン事務総長はその際、関係各方面に停戦を求めた上で、「リビアは政治的対話と国内再建というチャレンジに直面している」と語りました。

　ムーサ事務局長は「停戦は政治交渉プロセスの第一歩に過ぎず、アラブ諸国や欧州連合などの国際社会が国連の枠組み内で共同の行動に出て、政治的手段でリビア紛争を解決することはリビア国民に長期的な民主と自由をもたらす」と述べました。

　他の代表も、戦争による災難から国民を守るため、関係各方面が直ちに停戦するよう呼びかけました。（万）　国際・交流へ