今年の3月8日は「国際女性デー」の100周年に当たります。

　潘基文（パン・ギムン）事務総長はニューヨークの国連本部で「この百年来、国際社会は女性の権利向上で大きく進歩を勝取った。しかし、多くの国の女性はその基本的人権を十分享受出来ないで」と指摘しました。

　潘基文事務総長はその際、いま、世界の多くの国の多くの少女は学校教育を受けるチャンスがないか、あるいは不足している。国家元首や政府首脳が女性である国は世界では10％以下で、商工業の最高経営層にある女性の人数も極めて少ない」と指摘しました。

　ユーエヌ・ウィメン（UN Women/ United Nations Entity for Gender Equality and the Empowerment of Women/男女平等と女性の地位向上に取り組む国連機関）のミチェル・バチェレ事務局長は8日「女性の投票権は百年前にわずか二ヶ国にしかなかったが、今は世界に普及されたようだ。政府の要職に起用される女性は各国にいるものの、第1回の国際女性デーで提唱された平等が真に実現されるまではなおも長い道程がある」と述べました。（ジョウ）国際・交流へ