国連の沙祖康事務次長（経済社会問題担当）は4日、「持続可能な開発のための国連会議の各準備活動は全面的に展開されている」と述べました。

　沙祖康事務次長は、「現在、国際社会が直面している景気の後退、気候の変動などの課題は持続可能な開発といった総合的方式を通じて解決する必要がある」と強調しました。

　持続可能な開発のための国連会議は2012年6月、ブラジルのリオデジャネイロで開催されますが、今回の会議は1992年リオデジャネイロで開かれた国連環境発展サミットから20年も経っていることから、リオデジャネイロ＋20サミットとも呼ばれます。

　沙祖康事務次長は、「今回の会議は今後10年間では最も重要な会議の一つで、サミットは持続可能な開発と貧困撲滅という背景の下で、グリーン経済の議題を協議し、持続可能な開発のための制度の枠組みを制定していく」と述べました。（翻訳：玉華）国際・交流へ