中国の王民国連大使は2日、ニューヨーク国連本部で「安保理の改革は段階に分けたり、個別に処理するのではなく、一括解決案を達成してのみ、全ての加盟国の利益と関心の両方に配慮できるようになる」と述べました。

　王民大使は、「中国は枠組的な決議草案に反対する。未成熟な提案を強制的に実施することは、国連の連携を損ない、政府間の交渉が健全な道筋に沿って発展していくことにプラスにならない。改革は、人為的にスケジュールを設定すべきではない。現在、世界の政治情勢は重大な変化が起きている。発展途上国が全般的に力をつけ、アフリカ諸国の役割が強まってきた。中国は、安保理が時代と共に前進し、改革を行い、発展途上国、特に、安保理におけるアフリカの代表性を強化し、安保理においてアフリカの重要な役割を果たすと共に、中小国が安保理輪番議長国を担当することを支持する。これは民主かつ公平で透明な原則だ」と述べました。（翻訳：董燕華）国際・交流へ