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 中米、互恵共栄の協力パートナーシップ構築に合意

2011-01-20 12:19:28     cri    
 中国の胡錦涛国家主席は19日ホワイトハウスでアメリカのオバマ大統領と会談し、双方は相互尊重、互恵共栄の中米間の協力パートナーシップ構築に共に努力していくことに同意しました。

 胡錦涛主席は席上、中米関係の発展を促すための5つの提案を行ないました。それは第一に、共通点を求め、相違点を残し、平等互恵を踏まえた政治関係を発展させること。第二は、全面的な協力と互恵共栄の経済関係を強化させること。第三は、共同でチャレンジに対応していく世界的なパートナー協力を展開すること。第四は、両国国民による中米間の友好事業への幅広い参加を推進していくこと。第五は、踏み込んだ意思の疎通と率直な対話を行うハイレベル往来メカニズムを構築することです。

 胡錦涛主席はまた、「双方は相手側の社会制度、発展していく道の選択、主権と領土の保全および発展と利益を尊重するべきだ。経済協力と貿易で中米双方はこれからもマクロ経済政策の協調を進め、互恵の協力を求め、その範囲を拡大していくべきだ。同時に、両国の元首は引き続き密接な連携を保ち、適時に両国関係および重要かつ敏感な問題について意思の疎通を行うことを希望する」と述べました。

 これに対しオバマ大統領は、「アメリカは中国と共に努力し、ハイレベルの接触を強化し、戦略的な相互信頼を強化し、世界経済の持続可能な成長および、アジア太平洋地域と世界の繁栄を促進するため協力を強化していきたい。また、経済協力と貿易分野での中国の関心事に真剣に対応し、積極的な進展を得るために努力していく」と述べました。

さらに台湾問題について胡錦涛主席は、「台湾問題は中国の主権、領土保全および核心的な利益に関わることで、中米関係ではもっとも敏感な問題だ」と強調しました。

 オバマ大統領はこれについて、一つの中国の政策を堅持し、米中間の3つの共同コミュニケを遵守するというアメリカ側の姿勢改めて表明しました。このほか両国の元首は朝鮮半島情勢、イラン核問題、スーダンなどの問題について意見を交わし、意思の疎通と協調を強化し、アジア太平洋地域および世界の平和と安定を共同で促進していくことを表明しあいました。

 この日、両国は共同声明を発表し、積極的に協力し、全面的な中米関係の構築に全力を上げることを改めて明らかにしました。この声明はこのほか、中米関係の強化に努め、パートナーシップの構築に引き続き努めていくことを示したあと、台湾問題、人権問題、両国の軍隊関係など多くの問題についての立場を表明しています。(翻訳:董燕華)

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