中国とアメリカが19日、ワシントンで共同声明を発表しました。声明は「両国は21世紀に向けて、前向きかつ協力的、そして全面的な中米関係の樹立に力を入れる」とした上で、「両国の共同利益を推進し、21世紀のチャンスとチェレンジに対応するため、双方が連携して相互尊重と互恵というウィンウィンの協力関係の樹立に努める」との方針を明らかにしました。
声明はまた「両国の共同利益を推進し、共通の関心事を処理し、国際責任を強調するため、双方はコミュニケーションを強化して、中米関係の強化に取り組み、パートナーシップの樹立を継続する」としました。また、台湾問題や人権問題、両国の軍隊関係など多くの問題について立場を表明した上で、「双方はハイレベル交流を推進し、両国議会間の交流の重要性を強調する。双方は中米両国がアジア太平洋地域及びほかの地域における平和・安全分野で共同利益を持ち、緊迫化している地域や世界の課題に対応するため、疎通と協調を強化することで合意する。また、双方は全面的な互恵関係を軸とした経済パートナーシップの樹立に合意し、今年5月に全面的な経済協力枠組みの確立を更に推進するほか、マクロ経済政策の疎通と協力を強化し、世界貿易と投資自由化を推進すると共に、保護貿易主義に反対し、より均衡な貿易関係を強化する。また、著作権保護と世界の金融体系の強化などの面での協力を強化する。双方は気候変動問題やエネルギーと環境、および人文交流の拡大などの面での交流強化について合意する」としました。
中米両国の元首はまた「胡錦涛国家主席の今回の訪問は両国関係を更に推進することとなり、より強力な中米関係は両国国民の根本的な利益に合致するだけでなく、全アジア太平洋地域及び全世界にとっても有利だ」と強調しました。(翻訳:huangjing)
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