アメリカのオバマ大統領の招きに応じて、中国の胡錦涛国家主席は18日ワシントン入りし、アメリカへの公式訪問を始めました。胡主席は空港でステートメントを発表し、アメリカ国民に新年の挨拶を送りました。

　胡主席を乗せた特別機は現地時間18日午後、ワシントンのアンドリューズ空軍基地に到着。バイデン副大統領やハンツマン中国駐在大使夫妻、国家安全保障会議（NSC）のジェフリー・ベーダー（Jeffrey Bader）アジア上級部長らアメリカの政府高官および中国の張業遂駐米大使らの出迎えを受けました。

　胡主席は空港でステートメントを発表し「中国とアメリカは離れているが、広い太平洋は両国国民の友情をさえぎることができない。国交樹立から32年、双方は共に努力し、中米関係は全体的に良好となっている。現在、国際情勢は深刻かつ複雑な変化が生じている。中米両国の共通の利益および責任は大きくなり、協力の見通しは一層明るくなっている。今回のアメリカ訪問の目的は、相互信頼を増進し、友好を深め、協力を密にし、21世紀の包括的な両国関係を一層発展させることにある。中国はアメリカとともに、相互尊重・互恵共栄の原則に基いて、両国関係の発展を推進し、各国とともに、持続的平和で調和の取れた共栄の世界を築いていきたい」と述べました。（翻訳：ZHL）