日本代表団の日野義治団長は高校生たちの作品を見て、「短い間だが、非常に実りのあることができたと思う。中でも1番印象深い作品は23番だと思う。生活環境の中に、親子の表情が生き生きと映されていて、光の使い方もうまいし、非常に完成度が高い作品だ」と評価しました。また、「皆さんは素晴らしい技術を持っているので、今回の交流を出発点として、今後さらに写真のレベルアップができるようになってほしい」と高校生たちに希望を寄せています。

個人賞を受賞した前城勇希さん、張恒さん、左彤さん

　個人作品第3位を受賞した16歳の左彤さんは中国人民大学付属高校の二年生です。「撮影の専門知識を教わったことはないが、ずっと興味を持って独学している。小さい頃からピアノを習っているので、撮影とピアノは同じ芸術としての共通点があるのを実感した。写真家になるのは難しいが、撮影への熱意は変わらない」と感想を述べました。

個人写真ベスト3（1位40番-張恒さん、2位23番-前城勇希さん、3位36番-左彤さん）

　2007年に上海で、日本全国高等学校文化連盟写真部の主催による、中日高校生の写真交流活動が行われましたが、今回が2回目になります。（取材：陳博）