中国の立法機関である全人代（全国人民代表大会）常務委員会は24日、再び国家秘密法修正案を審議し、秘密を守る期限の確定を目指しています。

　国家秘密法修正案は、去年6月に初の審議が行われました。その後一般公開され、意見を求めました。秘密を守る期限については、一部の常務委員、部門、民衆からは、国の安全や利益を効果的に守らなければならないと同時に、適時に秘密指定を解除することも必要だという意見がありました。

　今回審議に出された修正案は国家秘密の範囲がより明確化されています。国家安全や利益にかかわる情報が漏えいされたため、国が政治、経済、国防などにおける安全や利益で大きな損害を蒙る場合、国家秘密に定めるべきだとしています。

　また、国家秘密を守る期限については、修正案は内容の性質などを踏まえて期限を定める必要があるとしています。期限が確定できない場合、秘密指定を解除する条件を確定するべきだとしています。さらに、期限の長さについては、特別な規定を除いて、極秘が30年、機密が20年、秘密が10年をそれぞれ超えないことにしています。

　中国の現行の国家秘密法は実施されるて20年経ちましたが、今回の修正によって情報化時代によりマッチするだろうと見られています。（朱丹陽）