米国防総省の高官は2日、「日増しに拡大するタリバン勢力に対応するため、米国は、今春末までに1万000人の兵士をアフガニスタンに増派する」と発表しました。

　これについて、アメリカ統合参謀本部のマイク・マレン議長は議会で、「タリバン勢力はアフガニスタン南部以外の地区にも拡大し、その影響力はほとんどの州に及んでいる。米軍はこれまで4500人近く兵士を増派したが、今春末までの増派数は約1万8000人に達し、6月末までには、オバマ大統領が去年12月1日に発表した3万人という目標に達するだろう」と語りました。

　この高官はさらに、9月30日までに、アフガニスタン駐留軍は約9万8000に達するとした上で、「アフガニスタン治安部隊に対する訓練任務はほぼ米軍が担っているが、アメリカの教官を1700名増やす必要がある」と述べたあと、アフガニスタンに7000人から1万人派兵するという約束を守るようNATO加盟国やその他同盟国に呼びかけました。（02/03　翻訳者：Lin）