中国国務院は4日、イギリス駐在の傅瑩（えい）大使を外務次官に任命しました。これは内外のメディアに注目されています。

　中国新聞社は「傅瑩女史、外務次官に就任、中国では2人目の女性の外務次官」という見出しでこれを報道しました。香港の新聞「文匯報」は「傅瑩：中国初の少数民族出身の外務次官』というテーマで記事を載せています。

　中国新聞社の報道によりますと、今年57歳の傅瑩女史は蒙古族出身で、かつてイギリスのケント大学国際関係学科で修士の学位を取得しており、その後外交官として、フィリピンやオーストラリアなどの国の駐在大使にも就任したことがあります。

　香港の「文匯報」はその文章で、「蒙古族出身の傅瑩女史1974年の王海容女史に継いで、中国では2人目の女性外務次官となり、また新中国成立後初めての少数民族出身の外務次官となった」としています。（翻訳：トウエンカ）