温家宝首相は30日、国連のパン・ギムン事務総長と電話会談を行いました。温首相はその際、「中国は、国連と事務総長がより大きな積極的な役割を果たすことを支持し、国際社会と連携し、気候変動問題で貢献していきたい」との考えを示しました。

　温首相はまた「コペンハーゲン会議が収めた成果は気候変動に対処する国際協力のための基礎を築いた。今後の交渉の指針となり、歴史的に重要な意味を持つ。これからどんな困難に遭っても、中国は温室効果ガス排出削減目標の実現のために努力し続け、また、国際社会に必要で十分な情報を提供する」と述べました。

　これに対し、パン・ギムン事務総長は「コペンハーゲン会議は重要な一歩を踏み出した。国連は中国がこの会議で重要かつ建設的な役割を果たしたことを高く評価し、そして感謝の意を表す。中国が自ら定めた温室効果ガス排出削減目標の実現のために強い意思で対処していることは国際社会の手本となる。国連は中国とこの分野での協力を強化していきたい」と述べました。（翻訳：ｈｕａｎｇｊｉｎｇ）