中国外務省の姜瑜報道官は北京で15日、「先進諸国は条約の規定した義務を確実に履行し、発展途上国に援助資金を提供するべきだ。これはコペンハーゲン会議が成功を遂げるかどうかの重要な鍵だ」と述べました。
姜瑜報道官はさらに、「現在、先進国の確約した援助資金額は途上国の希望と大きな差がある。中国は先進諸国が『国連気候変動枠組条約』の規定に基づいて、途上国への十分な資金援助をすることを希望する」と述べました。
『国連気候変動枠組条約』は、先進諸国は途上国が気候変動の対応に資金と技術援助を提供する義務を明確にしています。これについて、姜瑜報道官は「発展途上国の気候変動対応力を向上させるため、中国は先進諸国が途上国に資金と技術支援を提供することを依然として主張する。しかし、条約発効10年来、先進国の約束は紙面だけに止まっている。われわれは先進国の誠意に疑問を持っている。こうした状況の下、中国は国内で一連の積極的な対応策を実施し、著しい成果をあげた。もし、国際的な支援があれば、気候変動対応や環境保護の面でより大きな成果をあげられるだろう」と述べました。(翻訳:トウエンカ)
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