国際エネルギー機関の田中伸男事務局長は8日パリで記者会見し、「コペンハーゲンで行われている国連気候変動枠組条約会議が一旦失敗したら、世界経済の毎年の損失は5000億ドルになるだろう」と述べました。
また、「二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を削減する措置を直ちに取らなければ、国際社会は今後毎年、気候変動による影響を減少させるため、5000億ドルの資金を投入していく必要がある。会議では新たな協議に達成する可能性は少ないが、国際社会は温室効果ガス削減について確実な約束を行うことができる。国際エネルギー機関はこれに期待している」と述べました。
また、8日に、国際エネルギー機関は報告書を発表し、「都市部による二酸化炭素の排出量は世界総排出量の7割を占めている。このことから、都市部の排出量削減は気候変化対応の鍵である」と述べました。(翻訳:トウエンカ)
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