南アフリカのズマ大統領は8日、気候変動に対応するため、発展途上国が排出削減の目標達成するための支援を先進国に呼びかけました。

　ザンビアを訪問中のズマ大統領は首都ルサカで、「コペンハーゲンで開催中の気候変動大会のテーマは、気候変動に対応する国際枠組み内に『共同だが差異ある責任負担』をどのように表現するかということである。先進国はこれまでの排出量に基づいて、相応な責任を担い、具体的な排出削減目標を制定すべきだ。発展途上国は国情に合わせた削減をするべきだ。しかしその前提は、先進国は発展途上国に資金、技術などの支援をしなければならない」と述べました。

　南アフリカ大統領府のホームページでは6日に声明が発表され、「もし先進国が十分の資金と技術を提供すれば、南アフリカは2020年までに温室ガスの排出を現在の目標よりさらに34％減少する」としています。（翻訳：ooeieiチェック：村田）