アフガニスタンの首都カブールで国連職員の宿泊施設が襲撃され、5人が死亡した事件を受け、国連のパン・ギムン事務総長は29日、世界各国に対し、武力紛争地域にいる国連職員の安全確保を強化することを呼びかけました。
国連安全保障理事会はこの日、アフガニスタン情勢について緊急の非公式協議を開きました。協議の後、パン・ギムン事務総長は「国連施設を標的にした襲撃が増えており、その襲撃で今年はすでに27人の国連職員が死亡している。犠牲者の大半はアフガニスタンとパキスタンで出ている」と明らかにしました。
アフガニスタンでは大統領選挙の決選投票が間もなく実施されますが、これについてパン事務総長は「国連の施設と職員の安全確保に向け、警備要員の増派を含む緊急対策を計画しているが、国際社会からの支援も期待している」と述べました。(鵬)
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