国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のラジェンドラ・パチャウリ議長は20日、「G8の首脳が気候変動問題で合意したことは、国連が今年12月にコペンハーゲンで開催される会議で新たな合意に達することにプラスとなる」と述べました。
パチャウリ議長はニューヨークの国連本部で行った記者会見で、「G8の首脳は8日、イタリアのラクイラで開かれた首脳会議で、声明を発表し、温室効果ガス排出の長期的な削減目標で合意し、また『工業革命以来の気温上昇の幅を2℃以下』の目標を初めて打ち出した。これは、国際社会が地球温暖化に対応する上での大きな一歩だ」と述べました。
またパチャウリ議長は、「今年は国連の気候変動年である。コペンハーゲン会議を前に、今年9月、パン・ギムン事務総長はニューヨークでハイレベル会議を開く」と明らかにしました。(翻訳:玉華 チェック:吉田)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |