国連のパン・ギムン事務総長は23日、9月にニューヨークの国連本部で開かれる予定の気候変動問題に関するサミットへの出席を各国指導者に招請しました。また、この会議に対し、年末に予定されている国連の気候変動会議の関連協定の締結を推進する役割を果たすよう希望しています。

　この日、ニューヨークは、9月開催の「ニューヨーク気候週間」の宣伝活動を行いました。パン・ギムン事務総長は記者会見で、「気候変動問題は、われわれが直面している最大の試練だ。このため、9月22日に、国連は史上初めての気候変動に関するハイレベル会議を開くことにした。私は、各国指導者に対し、この会議に参加し、気候変動問題の解決に努力し、自らの立場を表明し、確約をするよう呼び掛ける」と述べ、「国連は長期にわたって、地球温暖化に対する人々の認識の喚起に努力している。しかし、この問題の最終的な解決には、各国政府が実務的な措置を講じることが必要だ」と強調しました。

　国連は、9月22日に気候変動に関するサミットを開く予定です。これは、今年12月にデンマークの首都コペンハーゲンで開かれる国連の気候変動会議に向けて準備を整えるためです。また、9月21日から、アメリカのニューヨークは、全世界の気候変動問題に対する人々の認識を高めるため、「ニューヨーク気候週間」というイベントを開催する予定です。（翻訳：洋　チェック：金井）