国連安全保障理事会の5つの常任理事国（中国、フランス、ロシア、イギリス、アメリカ）は15日、共同声明を発表し、『核拡散防止条約』を支持すると改めて強調しました。

　『核拡散防止条約』第8回審議大会の第3回準備会議の後、5カ国は声明を発表し、準備会議における進展と、実質的な討論が行われたことに歓迎の意を表しました。

　5カ国は声明で、「核兵器の削減は、『核拡散防止条約』締結国がともに担っている義務だ」と強調し、核兵器削減プロセスを推進することに努力していくと表明しました。また、アメリカとロシアが双方の核兵器削減条約に関する交渉を再開し、関連する分野で措置を講じることに歓迎の意を表しました。

　声明では、「各国が確実に国際的な義務を履行していくため、5カ国はIAEA・国際原子力機関の安全保障と監督を強化することで一致した」としています。（翻訳：洋　チェック：大澤）