北京市在住の民間職人・姜文涵さん(43歳)はこのほど、四川大地震被災者を励ますための千羽鶴の紙彫刻作品を披露しました。
この作品は999羽の紙でできた小さな丹頂鶴からなり、長さ512センチ、幅48センチ。鶴の一羽一羽は描く、伸ばす、切る、抑えるなど20以上のプロセスが必要で、姜さんが夫婦で150日間、毎日15時間近くかけて完成させたものです。
姜さんは黒龍江省海倫市の生まれで、去年6月、北京で学ぶ息子と暮らすため、妻と一緒に北京での借家生活を始めました。住居でもあるアトリエは旧市街地・東四の胡同にある18平米の平屋です。姜さんは地元中学を卒業後、家族の反対を押し切って、美術作品の創作に専念することを決意し、2005年からは紙彫刻を始めたということです。
作品を絶対、売りに出さない姜さんは、「丹頂鶴は聖なる鳥だ。四川大地震の犠牲者たちを供養し、生き残った人たちに勇気を出して生きていくよう励ましたく、この紙彫刻を創作した」、と思いを語りました。(王小燕)
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