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中国、インフルA型予防連携体制を整える

2009-05-01 18:32:31     cri    

 中国の関連部門は、30日の記者会見で、「各入国関所ではインフルエンザA型感染の報告は出ていない。中国では、衛生、質量検査、農業などの関連部門が、連携活動を取っていく」と明らかにしました。

 WHO・世界保健機関によりますと、メキシコとアメリカをはじめ、すでに12ヶ国でインフルエンザA型感染の報告が出ているということです。WHOは、「インフルエンザA型の感染は世界の注目を集める衛生問題となっている」とし、警戒水準をフェーズ5に引き上げました。

 今、中国の各関所では、出入国者、特にメキシコとアメリカからの便に対して検疫検査を強化しています。国家質量監督検験検疫総局の劉平均副局長は、「発熱の病例が見つかったが、インフルエンザA型感染と確認された報告はない」と発表し、「先月25日から29日の間に、31例の発熱病例が発見され、その内入国者は26人、出国者は5人だ。ただ、現地の医療機構の診断により、インフルA型感染ではないと確定された」

 中国の陳竺衛生相は「中国では、衛生省管轄の多くの部門が連携する予防体制を整えて、インフルA型の流入を抑制している」と語り、「全国の関所で検疫検査を強化し、メキシコとアメリカからの豚と関連製品の輸入を一時禁止することにした。メキシコからの入国者に対して専用通路を設け体温検査などを行い、飛行機や船舶を消毒する」と紹介しました。

 疫病の流入の抑制に尽力するとともに、中国衛生省は、国内の監督を強化しました。陳竺衛生相は、「各地の医療機関は、肺炎やインフルエンザへの監督を強化し、疫病の報告制度を整え、できるだけ早く発見して、早く診断して、早く治療を施さなければならない。また、関連人員の教育を強化し、疫病の予防と医療の措置を強化すべきだ」と語りました。

 また、陳竺衛生相は、30日午前にインフルA型の早期診断法の開発に成功しており直ちに配備するとともに、抗ウィルスの薬品の備蓄を増やしたと明らかにしました。

 中国農業省も対応策を取り、豚および関連製品への検疫を強化することにしました。

 衛生省は、「一旦インフルA型感染が見つかった場合、関連法規により、患者を隔離して治療を行う。また、衛生措置を取り、感染拡大を抑制する」としました。陳竺衛生相は、「全国の衛生機関を準備させており、疫病が発見すれば、ただちに対応策を起動する計画だ。SARSや鳥インフルエンザと戦った経験を生かして、今回のインフルA型の予防に自信がある」と語りました。

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