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豚インフル拡大で各国が対策強化

2009-04-27 16:00:18     cri    




















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 アメリカとメキシコでは、豚インフルエンザの人への感染が拡大しています。メキシコでは、これまでに感染が疑われる人は1600人を超え、感染が原因と見られる死者の数は103人に達しています。またアメリカでは、20人の感染が確認されています。これ以外に、数カ国で感染が疑われる例が報告されており、各国では、対応措置を急いでいます。

 メキシコの首都メキシコシティーのエブラルド市長は26日朝、新たに5人が死亡し、そのうち2人は豚インフルエンザへの感染が確認されたと発表しました。当局は26日と27日の両日、市民にマスク100万枚を追加して配るほか、人が集まらないようにするため、民事や商業に関する裁判は1週間にわたって中断することにしています。

 アメリカ疾病対策センターの発表によりますと、ニューヨークでは8人、オハイオ州では1人の感染が新たに確認されたことで、アメリカで感染した人の数は20人に上りました。疾病対策センターのベッサー氏は「今後、確認作業が進むにしたがい、感染者がさらに増える可能性がある」として、当局が感染拡大を防ぐ措置を取ると明らかにしました。また、アメリカ国土安全保障省は26日、公衆衛生緊急事態を宣言しました。

 このほか、カナダやヨーロッパでも、感染が疑われるケースが報告されています。カナダの衛生当局によりますと、26日までに6人の感染が確認され、そのうち3人が、最近メキシコを訪れたことがあるということです。また、フランスでは4人、スコットランドでは2人、スペインは3人、イスラエルは1人、そしてニュージーランドでは十数人と、感染が疑われる例が相次いでいます。

 こうしたなか、世界各国、とくにメキシコに近いラテンアメリカ諸国は対策を急いでいます。コスタリカ衛生省は25日、全国向けにインフルエンザに関する警報を出し、パンアメリカン保健機関(PAHO)に薬品の支援を求めていると発表しました。また、ホンジュラスでは、25日から、入国者に対し厳しい検査を実施することにしています。ペルー、チリ、ベネズエラ、そしてヨーロッパのフランスやイギリス、アジアの日本、韓国、シンガポールなども、それぞれ対策を強めています。

 WHO・世界保健機関は、公衆衛生の緊急事態対応センターを稼動し、今回のウイルスについて研究を進めています。パンアメリカン保健機関はメキシコでの豚インフルエンザ感染対策を支援するため現地に専門家を派遣しました。また、世界銀行は26日、メキシコへの支援対策として総額2億ドルを超える資金を貸し出すほか、豚インフルエンザ対策での他国の経験を提供すると発表しました。

 専門家は、いまのところ豚インフルエンザを予防するワクチンはまだないが、この病気は予防でき、治療できると述べています。(鵬・吉田)

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