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米大統領、イラクを電撃訪問し 駐留軍の撤退を再度強調

2009-04-08 14:45:51     cri    




















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 アメリカのオバマ大統領は7日、欧州での歴訪を終え、事前の通知なしにイラクの首都バグダッドに着き、イラクへの電撃訪問を始めました。これは、オバマ氏の大統領就任以来初めてのイラク訪問です。訪問期間中、オバマ大統領は、計画通りに駐留軍を撤退させることを改めて強調しました。 

 オバマ大統領はイラクの首都バグダッド到着後直ちに近くにある米軍基地に向かい、そこでイラクのタラバーニー大統領、マリキ首相とそれぞれ会談しました。会談の中で、オバマ大統領は、去年アメリカとイラク両国が達成した安全協議を厳守し、2011年12月31日までにすべてのアメリカ駐留軍を撤退させることを再び強調しました。また、アメリカ軍基地で兵士を前に演説したオバマ大統領は、「今はイラクをイラク人に返すときだ。イラク人は祖国を守る責任を持つべきだ」と語りました。

 オバマ大統領がイラクを訪問した主要な目的は、駐留軍撤退という姿勢を強調したいからです。去年の大統領選で、オバマ大統領は16ヵ月以内に駐留軍を撤退させることを約束し、今年2月には撤退計画を正式に発表しました。さらに、今回訪問でこのことを改めて強調したのは、アメリカのイラク駐留問題に対するオバマ政権の態度がすでに明確になっていることを表しています。

 また、今回訪問のもう一つの重点は、イラク政府の民族和解政策実施を促すことです。マリキ首相と会談した際、オバマ大統領は、イラクが今年1月の州議会選を成功させたことを賞賛した上で、政治プロセスは進展をみたことを認める一方で、まだ多くのことをしなければならないと指摘しました。実は、このほどイラクでは数回ものテロ事件が起き、これはイラクとアメリカの神経を尖らせました。またオバマ大統領のバグダッド到着の数時間前にも、バグダッドでは爆弾襲撃事件が起きて少なくとも8人が死亡しています。さらに1月に行われた州議会選挙でも、石油都市キルクークの所属問題について大きな食い違いが存在するため、18の州のうち14の州で選挙が行われたのです。このような状況からみて、イラクの民族和解の実現までにはまだまだ努力が必要だろうと言えるでしょう。

 当面のイラク情勢に基づき、専門家は、「イラクで暴力事件がなおも起きているが、2007年、あるいはそれより前と比べると、治安状況が明らかによくなっている。いくつかの爆弾事件の発生によって、イラクの治安情勢が後退したとは断言できたい」と指摘しました。

 今回訪問でも、この点を裏付けることができるでしょう。訪問は電撃的なものでしたが、メディアはこの訪問が突然であったとはいえないとしています。実は、オバマ大統領のトルコ訪問中に、多くの中東地域の専門家は、オバマ大統領がついでにイラクに寄るかもしれないとしており、中東のメディアもトルコのあとオバマ大統領がイラクに向かうだろうと予測しました。これを受けてオバマ大統領は訪問計画がばれたことを無視してイラクを訪問したのです。これは、ブッシュ政権とは違って、いまのアメリカはイラクに対してすでにその警戒心を緩めたといえるのです。

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