会員登録

近いうちにガザ地区が再び攻撃される可能性が小さい

2009-01-26 16:42:08     cri    



















src="mms://media.chinabroadcast.cn/japanese/20090126ss.wma">BR>



type="video/x-ms-wmv"



width="300" height="44">

 イスラエル軍とパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが停戦してから、25日で1週間がたちました。ガザが再び攻撃されるかどうか人々の注目を集めています。関係者は「今の状況から見れば、ガザで戦争が再開される可能性は小さい」と見ています。

 まず、イスラエルにとって、近いうちに軍事攻撃を行う必要はありません。イスラエルのオルメルト首相は25日閣僚会議で、このほどガザ周辺のスデロットなど各地を視察したことを明らかにしました。その内容は、イスラエル南部の安全情勢が大きく改善されたことや、「キャスト・リード」作戦の攻撃目的がほぼ実現できたこと、イスラエルはガザ地区にいるハマスの武装勢力に十分なダメージを与えたことなどです。このことから、イスラエルは再びガザ地区を攻撃するはずはありません。まもなくイスラエルの議会選挙が行なわれるこの時期、もしガザ地区を再び攻撃すれば、与党のイメージダウンにつながります。このため、イスラエル政府はいかに国際社会のガザ地区周辺の安全対策を推し進め、持続的な停戦を可能にすることに関心を寄せています。

 一方、ハマスにとって、再び戦争を起こすことは彼らの利益になりません。ハマスの交渉代表を務めるアイマン・タハ報道官が18日カイロで、イスラエル攻撃を1週間停止すると宣言しました。イスラエル軍の撤退や、人道主義援助の物資のガザ輸送が目的です。ハマス幹部マルズーク氏は18日夜声明を発表し、イスラエルによるガザ地区の封鎖解除を目的とする停戦協定を受ける準備を進めていきます。この停戦協定はハマス政権が2006年発足し、特に2007年6月、ガザ地区を制御してからの一貫した要求でした。これまでの持久戦ではハマスは目標を達成できませんでした。しかも、停戦したばかりで、まだ回復はしていません。イスラエル軍が撤退したほか、人道救援物資の輸送も回復しています。このため、ハマスにとって、イスラエルによるさらに激しい戦闘により、再建のチャンスをつかんで、外交と内政の両面でパレスチナ情勢を自分たちの有利な方向に推し進めていくほうがいいと見られています。

 このほか、双方にとって国際社会からの圧力も避けられません。今ガザ地区は戦後評価から再建段階へと移る大切な時期に入りました。イスラエルの軍事行動によって、一般人に大勢の死傷者が出ています。人権組織の厳しい非難のなか、イスラエルは攻撃を再開しないと見られています。この他、EUは停戦後ハマスの武器密輸を撲滅する意を表す一方、ガザ地区の封鎖解除と再建に注目しています。この状況の下で、イスラエルは簡単に攻撃を再開できません。ハマスはもし戦争を再開すれば、イスラエルの攻撃による一般人の死傷から得た国際社会の支持を失うほか、これを利用して政治目的を実現させようという悪い印象を与えます。

 イスラエルとパレスチナの停戦はそれぞれ目的がありますが、双方とも近いうちには再開できない見込みです。

 (01/26 担当:Yin 専門家:大澤)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS