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4月18日 緑いっぱいの茶畑で摘採に挑戦

2013-04-19 12:56:33     cri    

 中国ブランド、径山茶の里に来て2日目となった18日、最盛期を迎えているお茶の摘採に挑戦です。径山茶の摘採は1年に1回、3月下旬から4月までしか行われません。約20トンが生産され、高級茶にもかかわらず、夏までに完売してしまう人気です。新鮮なまま楽しめ、特に李水富社長の組合は無農薬、有機栽培というのが、人気の秘密かも知れません。

 同日午前9時ごろ、生産工場の裏手から山へ出発。竹林に覆われた急斜面の山道を登っていくと、約20分で茶畑が広がる山頂付近に到着します。新芽の季節、鮮やかな一面の緑に包まれ、ほのかに漂う径山茶の香りです。さわやかな風が山道で疲れた体を自然が癒してくれます。

 「ニーハオ!你好」。毎日朝5時から山へ出かけ、茶畑で仕事するお茶摘みさんに声を掛けてみる。この摘採時期だけ、泊まり込みで働く女性たち。朗らかで元気がいい。前日夜に知り合ったばかりとは思えないくらい、やさしい。こちらも覚えたての摘採をしながら「これでいい?」「(家を空けて)ご主人は大丈夫?」「厚着して熱くない?」とつい甘えて話しかけ、仕事の邪魔をしていまします。

 さて、摘採のノウハウ。日本では新芽を一芯二葉とか、一芯三葉で摘むとかよく言いますが、ここでは違います。同行してくれた杭州市余杭区農業局の技術員、陳峰さんによると、一芯一葉。理由は成分調整ができ、渋みを抑え、味の評価の高い茶葉となることが実証されているから、と教えてくれました。

 その新芽を親指と人差し指の第1関節近くでやさしくつまみ、自然に離れるよう摘みます。実際に挑戦してみると、不器用なだけに、慣れるのに一苦労。また、利き手にいくつも摘んだ新芽をためておくと、「あらっ」。ポロリと落としてしまう。当然、摘むスピードも遅い。話していた女性はあっと言う間に5mほど先に。「うーん、プロは違う」とマイペースで続けます。次第に、摘んだ新芽の美しさに見とれ、空にかざしてみたり、香りを楽しんだりと、まさに新芽と戯れている感じでした。  


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