浙江農林大学茶文化学院は15日、中国国際放送茶文化取材団に対し、初めてお茶を活用した10種類の料理を披露しました。お茶の香りや茶の葉の食感を採り入れたオリジナル料理が次々に登場し、今までにない発想に取材団を驚かせました。10種類の料理は以下の通り。

　①茗菜鱼圓汤（写真①） 茶文化学院の茶畑で摘み取った新鮮な茶の葉を入れ、 味付けされたスープに魚の団子が浮かんでいる。全体的に柔らかさを感じさせる料理。

　②抹茶戚风蛋糕（写真②） 抹茶を調合したケーキ。抹茶の香りが漂い、すごく柔らかい。 一緒に苏红という名前の紅茶が出され、非常にマッチした贅沢な味。 このお茶を開発した茶文化学院の苏祝成教授の名前が一文字入っている。

 　③工夫蛋（写真③） 紅茶色したゆで卵。殻には紅茶は葉が付いたまま、濃厚に紅茶味がしみ込んでいて美味。

　④茗菜沙拉（写真④） 金観音と呼ばれるウーロン茶の葉が入ったサラダ。葉は茶学院の茶畑で栽培されたもの。 パンにはさんで食べると、ヘルシーなサンドイッチとなる。

　⑤紅茶布丁（写真⑤） 紅茶プリン。甘さの中に紅茶の香りが漂う。

　⑥烏龍云腿（写真⑥） 3層になっており、最下層が半発酵させたウーロン茶、次に薫製のハムがのり、最後に目玉焼きがのっている。塩味で面白い組み合わせが特徴。

　⑦杏仁茶（写真⑦） 紅楼夢の54節に登場する夜食メニューの一つを再現した。 ちょっと苦みもあり、飲み易い甘さが癖なる。

 　⑧排骨玉米（写真⑧） 茶のスープに豚肉とトウモロコシが入っていて、ちょっと辛口。

　 ⑨茶泡飯（写真⑨） 紅楼夢の49節で腹を空かせた贾宝玉がご飯に緑茶をかけ食べたとされるものを再現。 日本で言うお茶漬けだが、さっぱり味。

　 ⑩抹茶アイスクリーム（写真⑩） 完全無添加。しっとりとした感じでチョコレートとピーナッツが味を引立てる。