先週の日曜日は珍しく小雨が降り、最低気温はなんと8度だったんです。寒かったです。まるで冬が来たような気がしました。でも気温が下がったことは決して悪いことだけではないようです。温度差が大きいほど、紅葉が綺麗になるそうです。北京郊外の木々も赤や黄色いに染まりはじめています。

　 20日、北京の紅葉が一番有名な観光名所地、香山では紅葉祭りの初日を迎えました。報道によりますと、かなりの観光客で大混雑だったようです。実は、この香山のほか、北京郊外には紅葉を鑑賞する場所がいくつかあります。例えば万里の長城で有名な、八達嶺などです。ここを訪れたら、人ごみを避けることが出来ます。お勧めです。

　香山の周辺は、交通が整備されていますが、観光客が多い、そしてマイカーで行く観光客も多いため、この時期はだいたい渋滞が起きます。北京市も数年前から「エコおでかけ」といって、公共交通の使用を呼びかけていますが、市民にとってはマイカー購入の夢のほうが勝っているようです。「エコおでかけ」キャンペーンの効果が現れるにはもうしばらく時間がかかるかもしれません。

　では、本番に参りましょう。今週の「中国の旅」は先日の国慶節の大型連休に、孔子のゆかりの地、山東省の曲阜、そして泰山登山を楽しんできた日本語部の専門家、高橋恵子さんに旅の様子を伺います。

　スタジオに高橋恵子さんを迎えました。高橋さん、こんにちは……