麗江、のんびりと暮らせる少数民族の町(後編)
先週、大研古城の昼間の風景をご紹介しました。実は夜の風景はまったく違います。古城は別の一面を持っています。水車のある入り口からしばらく歩くと、バーがあります。夜になると、歌手あるいはお客さんが歌ったりしてとても賑やかです。もちろん静かな音楽が流れている店バーや喫茶店もありますが。
私は2005年に行った時、夜、バーに入りましたけれども、その時はお客さんが歌を競ってました。こちら側の店にいるお客さんが歌を一曲歌うと、今度は河の向こうの店にいるお客さんが必ず一曲を歌います。知らない人と交流ができて楽しかったです。先日、バーにも行ってきましたが、6年前に比べると、一部のバーは、ナイトクラブに変わってました。店に中央にステージが設置され、お客さんがステージでダンスを踊っているんです。それから芸人がいる店もあります。結構現代的な一面があります。
実は、世界文化遺産に登録された麗江市は、大研古城のほか、束河古城と白沙古城という2つの部分があります。大研古城から西北へ4キロ離れたところに、束河古城があります。街の風景や建物の様式などは大研古城とほぼ同じですが、大研古城に比べると、店はそれほど多くはなく、またお客さんの数も少なく、もっと静かです。町の中に野菜を栽培する田畑もあり、田園風景が見られ、なんだかホットします。さらに、大研古城から北へ10キロ行ったところに、白沙古城があります。ここは大研古城よりももっと前につくられた繁華街です。ここを訪れる観光客がさらに少なく、住民は昔のままの生活スタイルを維持しているので、訪れる価値があります。
観光客が麗江が好きになった理由の一つは、その料理です。麗江の料理に、美味しいものがたくさんあります。今回の麗江の旅で食べた料理は全部美味しかったです。ヤクの肉をシャブシャブにして食べました。美味しかったです。実はヤクは海抜3000以上の地域に生息しており、厳しい自然環境で育っているので、肉がしまって美味しかったですよ。この季節にシャブシャブはよく合いますから。
もう一つ、麗江で雷魚を食材にした専門店で、雷魚の刺身を食べました。そのほか、雷魚の肉をシャブシャブにして食べました。どれも美味しかったのでお勧めします。麗江ならではの料理もあります。まずは苦そば粉で作った餅です。苦そば粉は雲南省の特産で、これは体にいいとみんなが言っています。後は、水菜花、ミズブロコッリ―という野菜があり、これを炒めたり、シャブシャブにいれたりして食べるのも美味しいです。後は創作料理かもしれませんが、緑豆と豚の腸の煮物です。これは美味しかったです。
ちょっと気をつけてもらいたいことがあります。料理は美味しいですが、炒め物は脂っこいです。これは、やはり、麗江の風土と関連しています。麗江の平均海抜は2400メートルです。12度から20度で、高原地域で生活したり仕事をしたりするに、油成分を多く摂取しないと、体力が持ちませんね。
実は麗江古城のほか、その周辺にはまだ多くの観光スポットがあります。玉龍雪山のほかにも、老君山という山があります。また、ロコ湖、虎躍峡、長江第一の湾などがあり、どれも必見の場所です……(担当:任春生)
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