麗江、のんびりと暮らせる少数民族の町(前編)
雲南省の西北部に麗江という都市があります。ここは1997年12月に世界文化遺産リストに登録されまして、非常に綺麗な町です。観光客が多いにも関わらずのんびりとした雰囲気が漂っています。男性にとって嬉しい情報かもしれませんが、素敵な女性に出会う町だと言われています。
麗江の基本情報をご紹介します。麗江は雲貴高原とチベット高原を繋ぐところにあります。平均海抜は2400メートル。歴史上、宋代の末期、元代の初期、つまり、紀元13世紀の後期には町が作られていました。現在、都市の面積は3.8平方キロメートルです。およそ6200世帯で、25000人が住んでいます。ここの住民はほとんどナシ族で、そのほか、ペー族、イ族、リス族などの少数民族の人がいます。今は観光業が都市の発展を支える重要な産業となり、人口の3割が銅製品や銀製品の手作り、毛皮、工芸品と布作り、お酒の醸造などの伝統的な手工業に携わっています。
麗江の有名な観光スポットは、古城、つまり、古い町並みです。これは世界的に有名です。麗江には何ヵ所の古城がありますが、一番有名なのは大研古城です。山のふもとに、そして渓流のほとりに立てられた木造の住宅は典型的な風景です。大研古城の入り口のところに、大きな水車があります。その隣に、麗江の建築の特徴を備えた大きな壁がありますが、ここに「世界文化遺産、麗江古城」とかかれた江澤民元主席の字が掲げられています。ここで記念写真を撮る人がたくさんいます。
ここから大研古城の町に入り、石畳の横丁を歩きながら風景を見ることができます。両側には、住宅あるいは店舗があります。それと河もります。水がとってもきれいで、水草や泳いでいる魚、底にある石などもはっきりと見えます。道の両側のお店は、民族衣装の店、ヤクの燻製肉の専門店、銀製腕輪や指輪などの銀製品の専門店、プーアル茶の店、皮製品の専門店、飲食店、バー、喫茶店などがあります。喫茶店には、歌手がいて、ギターを弾きながら心が癒される民謡などを歌っています。歌を聴きながら、路地をゆっくりと歩くのがおすすめです。
町の中心部、四方街という小さな広場があります。昔、ここは露天の市場でした。決まった日に、村人は野菜や魚、肉、鶏、卵、茶葉、手で縫った服などを持ってきて販売しました。その後、この周辺には店や住宅が建てられ、賑やかになり、今日のような町並みになりました。ガイドさんの紹介によると、昔、市場での商売が終わると、地面に腐った野菜の葉っぱなどのゴミが落ちていますよね。町の管理者は、渓流の水門の扉を開け、高いところから水を引いて四方街のゴミを地形の低いところに一気に流したそうです。
また、四方街の地形の高いところに上がって、大研古城全体を眺めるのもいいです。住宅が広がる様子、そしてナシ族の建築の特徴的な屋根などが見られます。なかなかいい風景です……
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