先週の番組で予告しましたが、交通渋滞が深刻になっている北京では、車の増加を抑えるために、今年から、車のナンバープレートの発行を、月に2万台に制限することになり、多い場合は抽選するということになりました。先週の水曜日、26日に初めての抽選が行われ、抽選の全過程はテレビやインターネットで生中継されました。
2万台というのは、自家用車や公用車、営業用の車を全部含めた数で、自家用車は88%、1万7600台となっています。今回、自家用車の抽選を申し込んだ人は18万7000万人を超えているので、10人に1人しか当たらないということですね。当たった人は、原則として6ヶ月以内に購入の手続きを済ますことになっているのですが、外れた人でも、そのまま来月の抽選に入るから、そうすると、候補者がどんどん多くなって、当選がさらに難しくなります。
それよりも問題なのは、当選して6ヶ月を過ぎても、車を買わなくても、なんの罰則もないので、政策そのものが緩すぎる、中途半端、無意味だと指摘する声があります。つまり、真剣に買う気がなくても、とりあえずナンバーを取っておこうか、という気分の参加者も多くなるので、余計、倍率が上がります。実際に必要な人には、大きな迷惑になります。
自動車ナンバーの抽選、始まったばかりなのですが、すでに問題が出てきているようです。今後どういうふうになるのか、見守っていきましょう。
さて、今週の番組は、日本人ビジネスマンのインタビューを交えながら、中国でのインターネット広告やネットショッピングを中心にお伝えします。どうぞお聞きください。(鵬)
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