2010年も残りわずかとなり、今年最後の番組となりました。

　今年も一年間、愛聴してくださり、心から御礼申し上げます。

　今年はまだ雪が降らない北京ですが、今週に入ってから強風が吹き荒れ、骨に突き刺ささるほどの寒さを感じています。しかし、クリスマス前に黒龍江省を取材してきた大野記者と気温の話題をし出すと、開口一番に「最高気温が氷点下2度？そんなのは暑いよ」とへっちゃら顔。

　それもそのはず、最高気温でも氷点下10度以下、最低となると氷点下48度に達する北国で6日間も滞在すれば、北京なんて真夏日と感じたのかもしれません（笑）。

　今年最後の番組では、大野記者の、中国最北の地、年間平均気温が氷点下5度と言われている「漠河」での取材、そして、ハルビン付近のスキー観光地ヤブリでの見聞をお届けします。他所では体験できない極寒を逆手にとって、観光開発やウィンタービジネスの発展に生かそうとするご当地の工夫が見られました。

　一方、大野記者が北国の世界を堪能していた時、北京では再びマイカー購入台数に新記録が作られました。自動車購入制限策を盛り込んだ交通渋滞対策が発表される前夜、販売店の前で徹夜で自動車を買おうとする行列が見られました。果たして、新たに発表されたその対策の中身、そして各界の評価は？（王小燕）