四川省の東南部の街、宜賓市は「長江の最初の街」と言われています。醸造業が発達し、名酒・五粮液で知られ、「酒の都」ともいわれています。
一番有名な観光地である蜀南竹海は、竹林だけでも面積が4600ヘクタールで、1991年には中国優秀観光スポット40の一つに選ばれ、山と湖、洞窟、滝といった自然風景が一体となった緑竹公園です。
竹林が大小28の山々や500以上の丘に続いていますから、高いところから見ると、まるで緑の海のように見えます。また、ロープウェーがあり、料金は片道が30元(390円)、往復が40元(520円)です。
ここは、竹を使った料理も美味しいです。たけのこを代表として、おいしく調理できる食材がたくさんあります。おすすめは竹センです。これは日本では、キヌガサタケと呼ばれています。白くて、網目があってレースのようなきのこです。キヌガサタケをスープにした料理が多いです。レース状になっている部分にスープがしっかりとしみ込んで、じわーっと口の中で広がって、噛むとこりこり歯ごたえがあり、不思議な食感がします。
竹料理は100種類以上あるといわれています。煮る、焼く、炒める、蒸すなどなど。値段は200元(2700円)から600元(1万円)ほどです。(担当:任春生 吉野綾子)
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