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広州アジア大会話題31:広州の水質汚濁対策

2009-12-07 10:10:30     cri    

















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 広州は水資源が非常に豊富です。231本の河が市内を通っており、その総延長は913キロに達しています。しかし、都市化と工業化の進展や都市人口の増加に伴って、広州も水質汚濁の問題に直面しています。

 広州の水質改善に向けた取り組みは20年余り前から始まりました。1970年代ごろ、広州の水質の汚染源は主に工業企業の廃水でした。広州では1981年に最初の汚水処理場である大坦沙汚水処理場の建設が始められましたが、技術や経済能力などさまざまな理由で1989年年末にようやく完成しました。1つの汚水処理場を建設するのに8年もの時間を要したということを考えれば、当時、水質汚濁対策を行う難しさというのは想像に難くないでしょう。

 人口の急増に伴い、生活汚水も次第に増えてきました。1990年代以降、広州の汚水問題が深刻となりました。渇水期の珠江では水が濁り、悪臭が漂ようようになりました。この時、1日15万トンの汚水しか処理できない大坦沙汚水処理場では、広州市の汚水を処理しきれなくなっていました。そのため、広州は新たな汚水処理場の建設に着手しました。1999年、広州市猎徳汚水処理場と沥滘汚水処理場という2つの近代的な大型処理場が稼働を開始しました。

 20年余りの汚染対策により、珠江の水質は次第に改善され、臭いもなくなりました。広州市環境保護局の丁紅都局長は「1977年から、広州は水質に関する記録を始めた。当時、広州市の人口は400万人ほどで、水質の汚染状況は国家基準のレベル4を維持していた。1980年から1990年の間、広州の人口は500万人に達した。その辺りから、水質に変化が出始め、レベル4とレベル5の間を行ったり来たりするようになった。1991年から2005年、人口は900万人を超え、水質は完全にレベル5まで悪化した。2006年から、徐々に汚染対策の効果が現れだした。現在、広州の人口はすでに1000万人以上となっているものの、水質はレベル4を維持している」と述べました。

 珠江の水質が改善し始めた2006年から、広州市民による珠江の横断が再び始められました。大規模な横断イベントとしては、1977年以来、30年ぶりとなるものでした。2009年現在、広州市には、1日に233万5000トンの汚水を処理することができる汚水処理場が19箇所あります。広州市政府の古石陽副秘書長は、水質汚濁対策には2つの面に力を入れる必要があると言い、「まず、汚水処理プロジェクトの実施を速め、都市の生活汚水の処理能力を大幅に向上すること。次に、常日頃の監督管理を強化し、汚水の違法な排出行為を厳しく取り締まることだ」と紹介しました。

 現在、広州市は汚水対策と川の整備に関する総合的なプロジェクトを大いに推進しています。2008年年末から2009年の6月まで、このプロジェクトに486億1500万元を投じる計画です。「2010年、アジア大会の開催までに水環境を根本的に改善できるよう、全市を挙げて取り組んでいる」という広州の張広寧市長の発言からも、水環境の改善に対する広州市の意気込みが感じられます。

 また、珠江の上流にある仏山も水質汚濁対策に参加しています。丁紅都局長は「今年、われわれは仏山と協力契約の締結や環境保護に関する協力計画の策定を行った。このような措置や整備プロジェクトの実施により、珠江の水質がさらに改善されていくと信じている」と語りました。

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