北京はオリンピックのため、あわせて18の競技場を新築しました。この新築された競技場の中で、国家体育場「鳥の巣」と国家水泳センター「水立方」がもっとも注目されています。「スタジアムビュー」今日、皆さんにご紹介するのは、その二つと同じ、北京オリンピック公園の南部にある国家体育館をご案内します。国家体育館は2008年北京オリンピックの三大競技場の一つで、「鳥の巣」や「水立方」とともに、ひとつのグループとなっています。
国家体育館は規模が大きくなっています。総床面積は8万平方メートルを超え、最大2万人の観客を収容することができます。これは、室内競技場として、北京でもっとも大きな競技場となっています。北京オリンピックでは、体操やトランポリン、ハンドボールなどの競技が行われ、パラリンピックでは、車椅子バスケットボールが行われることになっています。
国家体育館の外観は、中国伝統の「扇子」をイメージしています。南から北へとなだらかなカーブを描き、シャープで勢いのある印象を与えます。この屋上の波のような起伏は、「鳥の巣」や「水立方」などとよく調和が取れています。体育館の外壁は、ガラスに覆われています。ガラスは全部新しい素材を使用していて、暖かい太陽光を取り込みますが、夏は紫外線をカットし、冬は室内の熱を逃さないなど、優れた性能を持っています。これにより、場内にいる選手は天候に影響されることなく、試合ができるのです。
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