
猛暑には、やはり水上競技を見てさっぱりしたいという方々のために、北京順義区にある五輪水上公園をご紹介したいと思います。
五輪水上公園は、北京五輪のボートやカヌー、オープンウォータースイミング、およびパラリンピックのボート競技が行われる場所です。五輪開催期間中、ここでは合わせて32枚の金メダルが誕生しますから、今回五輪大会の金メダル総数のおよそ十分の一を占めます。国家体育場「鳥の巣」と国家水泳センター「水立方」に次ぐ三番目に多い金メダルが決まる競技場となっています。
市内から順義までは車ですと、北京市中心部から清の時代の皇室の避暑地として有名な承徳までの高速道路、京承高速道路を走り、特設された水上公園までのインターチェンジから降りて東へ行くとつきます。市内からなら、およそ30分ー40分ぐらいかかるでしょう。

この五輪水上公園には、フラットウォーターゾーンつまり静水とスラロームゾーンつまり激流が分けられています。スラロームゾーンは公園の南西部にあり、そこでカヤックやカナディアンの競技が行われます。一方、フラットウォーターゾーンは、公園の東部に位置し、ボートやカヌー、オープンウォータースイミングなどに使われます。この競技場の観客席は、固定席1200席の他に臨時席が2万5800席もあります。大会閉幕後、五輪水上公園は競技大会開催のほか、トレーニング、レクリエーション、フィットネスなどの機能を十分に生かした水上レジャーセンターとなります。
市民向けの水上レジャーセンターも楽しみですが、その前に、各国の五輪選手たちの闘いぶりを見てみたいですね。
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