北京オリンピックの競技場は全部で37ありますが、そのうち、5つが大学の構内に位置しています。これは、1984年のロサンゼルスオリンピックで大学や地域にすでに在る施設が利用されたことをお手本にしたものです。オリンピックとパラリンピックが閉幕した後も、こう言った競技場は大学が利用できるようになります。
北京科学技術大学体育館は、第29回オリンピック大会の柔道・テコンドーなどが行われるところです。この競技場は、北京の大学が集まる海淀区学院路の北京科学技術大学の構内にあります。周りには大学が多く、静かで独特な雰囲気が漂っています。
北京科学技術大学は、北京オリンピックのメインスタジアム「鳥の巣」から、およそ2、3キロ離れています。北京市の交通の中枢である四環路の北側に隣接し、交通がとても便利なところです。最寄の駅は、電車13号線の「五道口」です。北京市の中心部、天安門広場から出発する場合、まず、地下鉄一号線に乗って、復興門で環状線の2号線に乗り換えます。阜成門方向に乗って、西直門で一旦降ります。そこで、13号線に乗り換えて、三つ目の駅が「五道口」になります。
北京科学技術大学体育館は、総建築面積およそ24662平方メートルで、メインスタジアムと総合スタジアムからなっています。北京オリンピックの柔道・テコンドーの競技場として、その外観のデザインは、「帯」がコンセプト。幅3メートルの朱色の金属パネルが75センチおきに均等に設置されています。このほか、競技場内部のインテリアのデザインも、ラインが強調されていて、「帯」のイメージが頭に浮かびます。
この北京科学技術大学の体育館は、柔道がお家芸の日本にとって、晴れ舞台になるのでしょうか。15日まで行われる柔道競技、楽しみですね。(写真=www.beijing2008.cn)
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