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鄭潔・アン紫ペア |
鄭潔・アン紫ペア |
鄭潔・アン紫ペア |
今年の女子テニスの大きな課題、今のダブルスの問題はその一つなのですが、もう一つ、シングルスをいかに引き上げていくかということになります。
現在の状況からみれば、シングルスとダブルスの両方で一定レベルの成績を保っているのは、去年の4大大会を2度制した鄭潔・アンシペアのうちの鄭潔選手1人です。そのダブルスのパートナーであるアン紫選手は、ダブルスの世界ランキングでは5位以内ですが、シングルスでは、200位以下と大きな差があります。その一方、女子シングルスで世界16位のエース李ナは、ダブルスでは、70位から80位を行ったり来たりという状況です。国家代表の蒋宏偉チーフコーチはこの状況について、こう語っています。
「今後の目標としては、シングルスとダブルスの世界ランキングにおける差をできるだけ縮めたいということです。そのために、まずはシングルスのレベル向上から力を入れたいと思います。個人の力の向上がダブルスの成績につながるというのが基本ですから。」
その意味から、2007年、中国代表が持つもう一つの目標は、中国のエース、李ナの世界ランキングを15位以内に安定させることです。これまでの試合結果から見れば、李ナ選手はその実力を持っています。今年の全豪オープンに先立つ大会で、李ナは世界ランク10位以内につけるロシアのデメンティエバ選手を下したほか、全米オープンの元チャンピオンで、ベルギーのベテラン選手クリストスにもあと一歩のところまできました。
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