中国はご存知の通り、本格的なお正月は旧暦の正月、つまり春節なんですが、この新年も三が日はお休みとなります。で、このお正月をどう過ごしてるか・・実はスポーツをして楽しむ人が多いのです・・
2007年の到来を前に、大晦日の12月31日、北京市内はこの冬初めての雪が降りました。そんな北京のお正月の表情、どうだったんでしょう。
まずは、北京で最も大きなスポーツセンター「青鳥健康センター」を覗いて見ました。ここは市内で十数か所の支店を設けています。本店の陳華宇経理の話によりますと、新年3が日の一週間前から、休み期間中の営業時間や、活動内容の問い合わせ、トレーニング器具やコーチの予約をする人など、その数がいつもの3倍だったそうです。
元日のこの日、「青鳥健康センター」では、すべて平常どおり営業しており、皆さん、気持ちよく汗を流してらっしゃいました。黄さんに感想を聞きました。
「最近は仕事などでストレスがたまっています。スポーツを楽しんで、それを解消するんですよ。あと体に活力を与えたいですね。元日にジムに来るのは、この新たな一年を健康に過ごしたいという気持ちを表すためです。これも新年を過ごす方法としてはすごくいいと思います。」
普段からスポーツをしている黄さんのような人だけでなく、今年こそは、体を動かそう、スポーツを始めようと思ってジムを訪れる人も大勢いました。
フロントで入会手続きをしている劉さんに話を聞きますと、「普段なかなかスポーツする時間がない。新しい年が始まったからそんな自分をも改めなければならないと思って、入会した。自分への新年のプレゼントである」といっておられました。
さて、続いては、北京以外の場所に目を向けてみたいと思います。新年のお休み中、天津、上海、青島、広州、蘭州など多くの都市では、市民のマラソン大会が行われました。中でも元旦に、中国西部の甘粛省・蘭州で行われた新春マラソンには、1万人以上が参加しました。
大会は、年齢などに合わせて、5キロと10キロの二つのグループに分かれて行なわれました。最年長は76歳、最年少は9歳。いずれも完走されたそうです。参加者の一人、10キロ部門を走った陳雷さんに聞きました。
「誰にとっても、健康は第一です。マラソン大会で、新年を迎えるなんて、とても楽しいじゃないですか。これから一年に、自分の体をより大切にする、そして、より良い状態で仕事に励んで、生活を楽しんでいきたい・・・そんな願いを表すため大会に参加しました。」
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