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大会に出場する選手やコーチは、試合前の調整の相手として、若い選手たちを求めてやってきます。クラブとしても、このチャンスを捉えて、子ども達を対象にしたテニス教室を開くなどの取り組みもしています。
例えば、世界ランキング4位のクロアチア、リュビシッチのコーチを務めているリカド氏が、上海旗忠テニスセンターで中国の子供たちを相手にすばらしいレッスンを行なったそうです。ユース代表に選ばれた呉シン宇さんは、このレッスンを受けた一人です。
「リカドコーチから、いかに体を移動するか、それから、ボールを打つ前にどう足を運べばいいのか、など今まで疑問に思っていた点を解決してくれました。教え方がすごく具体的で、実用的ですから、すぐに実戦で使えそうです。もしマスターズが上海にこなかったら、こんな一流のコーチに出会えなかったんですよね。だからとても感謝しています。」
マスターズカップの上海で連続開催されることによって、上海は、中国テニスの中心地となってきました。今、中国では、テニス愛好者が増えてきていて、上海が中国テニスの発展を導くエンジンとなっています。
例えば、一流のテニスプレーヤーになりたいと夢見る子供たちが続々と上海に集まってきます。もちろん、中国で最も整備された施設というハード的な面もあるんですが、先ほど取り上げたような、世界の一流プレーヤーが集う町としてのソフト面での環境が非常に優れているといえます。実際にレッスンを受けるかどうかはともかくとして、小さい頃から一流のプレーをこの目で見る、ということは、スポーツがその町で発展するための近道でもあります。
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