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歌で中国と日本をつなぎたい――「南京町の歌姫」范丹陽さん(下)

2016-01-12 19:31:29     cri    


聞き手:王小燕

 1995年の阪神淡路大震災を神戸で被災した范丹陽さん。翌年、神戸南京町の春節祭のステージに立ちました。被災地復興の願いを歌声に込めて。これがきっかけになり、范さんは再び異国の地で音楽の道を歩むようになります。

 大学時代練習していたのはオペラの歌い方。でも、日本の観衆が受け入れやすい曲を歌いたいと、様々な模索を始めました。その1つの試みが、演歌の歌い方でした。ベテラン作曲家・竹山荘一氏に師事し、3年余りの練習を経て、人一倍の努力した結果、日本でリサイタルを開催するまでになりました。その後、「甘栗娘」、「天津慕情」などの代表作をリリースするなど、日本にもしっかりとした足跡を残しました。

 離れてしまった音楽との縁をもう一度つないでくれた神戸南京町春節祭。このステージに立つのは今年で21回目になります。

 「CRIインタビュー」、今回は引き続き、神戸や大阪を中心に日本で音楽活動をしている范丹陽さんにお話を伺います。日本で初のリサイタルの開催や、演歌の歌い方の練習、新曲をリリースした時の思い出のほか、「丹陽の歌教室」の特訓風景も特別に、再現してみましたが・・・。

 今回も范丹陽さんの代表曲とともに、范さんの音楽への思い、中日の友好交流に寄せる期待をお聞きください。

 【プロフィール】
 
范丹陽(ハン タンヨウ)さん

 中国・天津生まれ。天津音楽大学卒業後、1990年に日本へわたる。
 阪神淡路大震災を経験。翌年から神戸南京町での「春節祭」に20年連続でゲスト出演。ダイナミックな表現力と情熱的な美声、そしてその魅力あふれる熱唱で、数多くのファンを魅了し「南京町の歌姫」の愛称で人気を博している。
 ・2000年11月25日   神戸朝日ホールにて初のリサイタルを開催。
 この模様が朝日新聞、神戸新聞・毎日新聞・産経新聞の各紙で紹介された。
 ・2001年10月   日本クラウンから「天津慕情」、「甘栗娘」で全国デビュー。
 ・2002年4月14日   「范丹陽ファンクラブ」が発足。
 神戸メリケンパークオリエンタルホテルにて「范丹陽ファンクラブ」発足会を開催。
 神戸の各界名人、中国駐大阪総領事館領事、ファンなど、120名が参加。
 ・2004年4月   京都嵐山の美空ひばり館10周年記念行事のゲスト審査員を務める。
 ・2005年10月   神戸市元町ミュージック実行委員会主催の「范丹陽コンサート」二回公演を開催。
 ・2006年4月   韓国済州島の公演に参加。
 ・2006年11月   中国・北京で「中国愛楽楽・オーケストラ演奏」をレコーディング。
 初のアルバム「中国・モンゴル・日本の歌をあなたに」を発売。好評を博す。
 ・2007年   阪神大震災記念灘区民ホール主催「范丹陽チャリティーコンサート」を開催。
 ・2010年10月31日   尼崎東園田町総合会館2Fホールにて「范丹陽コンサート」を開催。
 ・2011年6月   中国・天津テレビの歌手コンテストで優勝。
 ・2013年10月28日   関西テレビの番組「セキララ新発見!」に、南京町の歌姫・范丹陽として出演。神戸・元町を紹介した。
 ・2013年12月   中国国際放送局(CRI)主催「第37回CRI紅白歌比べ」に日中両国のリスナー代表として参加。
 ・2014年1月26日   中国・天津ラジオ局のインタビュー番組にゲスト出演。

 現在は、日中両国での音楽活動を積極的に続けており、また、大阪南港と江坂で「丹陽の音楽教室」を主宰するなど幅広い活動を行っている。
 范 丹陽音楽事務所
 http://hantanyo.info/  Facebook: han.tanyo@facebook.com

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