北京
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23/19
王毅国務委員兼外交部長は19日、安徽省で記者の取材を受けた際に中国と米国の元首による「ウクライナ問題」のテレビ会談の状況を説明しました。
王委員は、「習近平主席は、ウクライナ問題における中国の立場を明確かつ全面的に明らかにした。中国は常に世界平和を守る力であるという重要なメッセージが発表された。我々は一貫して平和を守り、戦争に反対することを主張している。反戦平和の考えは中国の歴史文化に根ざしているだけでなく、中国側の一貫した外交政策でもある。中国は引き続き、出来事の理非曲直や、客観的で公正な態度に基づき、独立自主的に判断を下す。外部からのいかなる脅迫や圧力も決して受け入れず、また、中国に対するすべてのいわれのない非難や邪推にも反対する」と述べました。
王委員はまた、「習近平主席は、ウクライナ危機を解決する中国側の考えを提案した。主に2つの内容がある。最も重要なのはいち早く戦争を停止し、ロシアとウクライナ双方が対話・交渉を推進することである。民間人の死傷を避け、人道主義的な危機の発生を防止しなければならない。長期的に考えると、冷戦思考を捨て、集団対抗が行われず、正常なバランスが取れ、効果的でかつ持続可能な地域安全保障構造を形成しなければならない。こうすれば、欧州大陸の長期的な安定が実現できると信じている」と強調しました。(オウギ、星)