北京
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王毅国務委員兼外交部長は2月25日、国連総会の新型コロナウイルスワクチンに関するハイレベル会合にオンライン方式で出席しました。
王部長は、「新型コロナウイルス感染症の流行はすでに3年目となった。国際社会の共同努力により全世界のワクチン接種は著しく進展を遂げたが、ワクチンの分配における不公平が依然として存在している。本会合において、中国は4つの提案を行いたい。第一に、免疫上の『セーフティネット」をしっかりと構築すること、第二に、疫病対策上の『武器庫』を充実させること、第三に、衛生上の「ガバナンス・シールド」を整備すること、第四に、開発のための『安定的なアンカー』を強化することだ」と述べた上で、習近平国家主席が、2021年に提案した『グローバルワクチン協力行動イニシアチブ』で、発展途上国におけるワクチンへの公平なアクセスを加速し、早期に『免疫のバリア』を構築することを核心としていたことに言及し、「中国は必ず言ったことを実行し、実際の行動で厳粛な約束を果たした」と示しました。
さらに、「中国はワクチンの公平な分配における最大の貢献者だ。世界で使用されているワクチンの2本に1本は「中国製」であり、中国はこれまでに120カ国以上に21億回分以上のワクチンを供給してきた。中国はワクチンの知的財産権の免除をいち早く支持し、率先して発展途上国への技術移転を進め、すでに20カ国と協力生産を展開し、その生産能力は年間10億回分に上っている」と強調しました。
王部長は「中国は引き続き各方面と共にワクチン開発に関する協力を強化し、人類の公共衛生共同体を共に構築していきたい」と意欲を示しました。(張・井上)