北京
PM2.577
23/19
外交部の華春瑩報道官は23日の定例記者会見で、ウクライナ問題を台湾問題と類比する一部の台湾当局者の発言に反論し、「台湾はウクライナではなく、台湾当局者の一部がウクライナ問題に便乗するのは賢明ではない」と指摘しました。
華報道官は記者の関連質問に答えた際、「台湾は一貫して中国の不可分の領土であり、これは反論できない歴史的・法理的事実である。一つの中国の原則は誰もが認める国際関係の準則であり、台湾地区の平和は外部勢力に尻尾を振って武器売却や軍事支援を期待するのではなく、海峡両岸関係の平和的発展にかかっている。『台湾独立』は死に至る一本道であり、いかなる誤解や誤った判断もあってはならない」と述べました。
華報道官は、「ウクライナ危機の発生以来、一部の人は何かにつけて台湾に言及したがるが、こうした論調は台湾問題の歴史に対する最低限の理解が欠如していることを露呈するものだ」と指摘した上で、「台湾問題は当時の内戦によって生じたものであり、海峡両岸は当時の内戦によって政治的対立を抱えている。しかし、中国の国家主権と領土保全は一度も分割されたことはないし、分割することもできない。これこそ台湾問題の現状だ」と述べ、台湾問題について決して誤解や誤った判断をしないよう警告しました。(ZHL、坂下)