北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は16日午後、フランスのマクロン大統領と電話会談しました。
マクロン大統領は習主席と中国の人々への新春のあいさつを伝え、北京冬季オリンピックの開会式の成功を祝賀したうえで、現在の情勢下での冬季オリンピックの予定通りの開催について「容易ではないことだ」と示しました。
これに対して、習主席はマクロン大統領とフランス国民への新春の祝福を伝え、フランス代表選手が好成績を収めていることを祝いました。
習主席は「2021年にわれわれは2度の電話会談をし、中仏独首脳ビデオサミットを2度行い、二国間関係の発展を積極的に推進した。われわれの努力はより多くの成果をあげた。昨年の二国間貿易額が800億ドルを超え、中国がフランスから輸入した農産物の総額が前年比40%増加したことや、第1回人工知能(AI)シンポジウムと農業科学技術協力シンポジウムが相次いで開催されたこと、初の共同実験室プロジェクト募集ガイドラインが予定通り発表されたことなどは、いずれも画期的な意義を持っている」と述べました。
また、フランスが今年上半期のEUの輪番議長国になったことについて、習主席は「中国はフランス側と共に、中・欧首脳会談が成功裏に開催されるよう取り組み、新たな戦略、経済・貿易、グリーン、デジタル、人的交流・文化などの面でハイレベル対話を行い、中欧投資協定の批准・発効のプロセスを推進し、双方の人々に確実に利益をもたらすことを願っている」と述べました。
これに対して、マクロン大統領は、フランスは中国との全面的戦略パートナーシップの深化を望んでいるとしたうえで、「EU議長国として、フランスはEUと中国の間の前向きなアジェンダの実行を全力で推進するほか、EUと中国の首脳会談の成功を推進し、双方の関係の前進を後押しする」と述べました。さらに、マクロン大統領はEUと中国の投資協定の批准・発効が進展を収めることに期待を示しました。
両首脳は次の段階の二国間協力について、多くの重要な共通認識に達しました。(ヒガシ、謙)