北京
PM2.577
23/19
ドイツの海軍司令官が過激な宗教発言で辞任したことについて、外交部の趙立堅報道官は25日の定例記者会見で、「ドイツのカイ=アヒム・シェーンバッハ海軍司令官の発言は典型的な宗教的極論であり、辞任に追い込まれたのは自業自得だ」と述べました。
報道によりますと、ドイツのカイ=アヒム・シェーンバッハ海軍司令官は先日、インド訪問中に講演した際、自分は「極端なローマカトリック教会の信徒」であるため、中国を敵視し、ロシアとの連携による中国けん制を呼びかけたと主張しました。
趙報道官は関連質問に答え、「平和と発展が求められる時代に、宗教による陣営の分断を公然と唱え、敵視・敵対思想を煽る言動は、歴史に逆行するものである。これは荒唐無稽であるだけでなく、極めて危険であり、国際社会は一致して非難するべきだ」と述べました。
趙報道官はまた、「中国とドイツは全方位的な戦略パートナーだ。ドイツの新政府が成立して以来、中独両国の指導者は緊密に交流し、戦略的観点から両国関係の全般的方向を堅持し、両国の実務的協力を積極的に推進することで一致している。双方は、2022年に国交樹立50周年を契機に、意思疎通と協力を拡大し、互恵・ウィンウィンを強化し、手を携えて課題に取り組み、グローバルガバナンスに貢献することで合意した」と強調しました。(李陽、鳴海)