北京
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23/19
外交部の趙立堅報道官は19日の定例記者会見で、「全世界での新型コロナウイルス感染症対策という複雑な状況の中、確固たる信念で一致協力することこそ、感染症に打ち勝つ唯一の正しい道だ」と述べました。
報道によりますと、国連のグテーレス事務総長は2022年世界経済フォーラムのビデオ演説で、WHOは2021年末までに世界人口の40%、今年半ばまでに70%にワクチン接種を行うという目標を掲げているが、現状はまだ程遠いとし、「高所得国の接種率は、恥ずべきことにアフリカ諸国より7倍も高い」と述べ、ワクチン分配の公平性を改めて訴えました。
趙報道官はこれについて、「グテーレス事務総長の発言は示唆に富むものだ。新型コロナウイルス感染症のパンデミックは3年目に突入し、人類の命と健康、世界経済の発展に深刻な脅威を与えている。同時に、ワクチン接種による免疫の防御ラインは変異株の影響を受け続けており、先進国と発展途上国のワクチン格差は今も広がっている」と指摘しました。
趙報道官は、「昨年、中国は120以上の国と国際機関に20億回以上のワクチンを提供し、習近平主席の世界に向けた約束を果たした。中国は世界各国にワクチンを最も多く提供した国となった」と述べ、中国側と共に、ワクチン格差を解消し、人類の感染症克服に貢献するよう、関係国や国際組織に呼びかけました。(ZHL、鳴海)