北京
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外交部の趙立堅報道官は31日の定例記者会見で、「リトアニアは対中関係で重大な過ちを犯しており、中国の対抗措置は正当かつ合理的なものだ」と主張しました。趙報道官はまた、台湾当局に対し、外国の力を借りて自らの地位を高め、独立をたくらむいかなる企ても実現されないと警告しました。
リトアニア政府はさきごろ、「一つの中国」の原則と中国との国交樹立コミュニケにおける政治的約束に背き、中国と国交を樹立した国の中で、台湾当局が台湾の名義で代表処を設立することを認める最初の国となりました。これは世界に「一つの中国、一つの台湾」をつくり出す行為となります。趙報道官は記者からの関連の質問に対し、「この誤った行為は中国の国家主権と領土保全を著しく侵害し、中国の核心的利益を著しく損なっている。中国は正当かつ合理的な反応を示す権利を有する」と述べました。
また、リトアニアは、本件で影響を受けるリトアニア企業を支援するため、1億3千万ユーロの支援計画を検討しています。これに対し趙報道官は、「リトアニア政府は本来はこのお金で民生を改善し、感染症と闘い、国境沿いの難民の生存状況を向上させることができたのに、民衆の財布で政府の過ちを補てんすることを選んだ」と指摘しました。
さらに、「リトアニア政府が本当に関連企業への支持を表明したいのであれば、国と人民の根本的利益から出発し、『一つの中国』の原則を土台に、中国と各分野の友好協力を発展させる正道に立ち戻るべきだ」と訴えました。(Yan、CK)