北京
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中国で初めて、独自の知的財産権を有し、無人列車の全自動運行(UTO/Unattended Train Operation)を行う北京地下鉄燕房線(燕山地区と房山区を結ぶ)は、12月24日朝、すべての列車で運転室の廃止という目標をいち早く実現しました。燕房線はこれまでに2,600万人近くの乗客を安全に輸送してきました。
この路線を管理する北京市軌道交通運営管理有限公司の関係者によると、燕房線は自主革新路線を堅持し、自主化のコア技術の開発と、スマート化のアップグレード試験を通して、都市の軌道交通の高速化の発展から高品質化の発展までをリードしており、現在、燕房線は運行の安全性、走行効率、省エネ・消耗低減レベル、サービスの質などの面で、従来の非全自動運転路線よりも優れているということです。
燕房線は、2017年12月30日に運行を開始し、2019年12月19日に鉄道の自動運転レベルで最高ランク(GoA4)の自動運転を実現しました。2021年6月21日には、無人列車全自動運行(UTO)に成功し、2021年12月24日、列車から運転室を全面的に「廃止」しました。(moku・井上)
運転室が撤去された燕房線。作業員は毎日無人運転車両の点検作業を行っている。