北京
PM2.577
23/19
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)がこのほど発表した台湾関連の言論に対し、外交部の汪文斌報道官は8日「両岸関係の緊張と動揺の根源は、台湾当局が『米国に頼って独立を謀る』ことを再三にわたって企んでいることにある。台湾を利用して中国大陸をけん制することを目論む米国の一部の人間は、その責任を免れることはできない」と述べました。
サリバン米大統領補佐官はこのほど、「米国はあらゆる措置を講じて『台湾への武力攻撃』を阻止する」と述べたということです。これを受けて汪報道官は「米国は『インド太平洋戦略』について、第三者を標的にしたものではないと主張していた。しかし、それは他者の目をあざむく見せかけにすぎなかったということが、今回の態度表明により改めて証明された」と述べました。
汪報道官は「近ごろの米国は台湾に関するネガティブで誤った言動を続けることで、『台湾独立』を企てる分裂勢力の勢いを助長してきた。中国側はこれに断固反対している。われわれには、両岸の平和的統一を目指し、最大限の誠意をもって、最大限の努力を尽くす用意がある。しかし『台湾独立』を図る分裂活動と外部勢力の干渉に対しては、断固たる対応をとり、自国の主権の安全と領土保全を守らなければならず、いかなる者もこれに幻想を抱くべきではない。中国の完全なる統一の実現は、阻むことのできない歴史の流れであり、いかなる人、いかなる勢力、いかなる国にも変えられることはない」と強調しました。(ZHL、謙)