【中国を読み解く】中国は「イノベーション大国」〜パナソニック・本間哲朗副社長に聞く〜

2021-12-05 12:57  CRI

 6回目の開催となる「中国を読み解く(読懂中国)」をテーマにした国際会議が1日から4日にかけて広東省広州市で行われ、政治家、学者、国内外の企業家の代表など600人余りがオンラインまたはオフラインの形で参加しました。同会議は中国の発展状況や国際協力に関して理解を深めることを目的とするもので、参加した日本企業の代表者に中国でのビジネス展開や中国市場への認識についてお話を伺いました。

【中国を読み解く】中国は「イノベーション大国」〜パナソニック・本間哲朗副社長に聞く〜

◆パナソニック:今の中国は「消費大国」「イノベーション大国」「エンジニアリング大国」

 中国で40年以上ビジネスを展開してきたパナソニック。同社代表取締役副社長、中国・北東アジア総代表本間哲朗氏は、90年代の中国は「製造大国」だったが、今は既に「消費大国」「イノベーション大国」「エンジニアリング大国」へと変貌を遂げたとしています。

 中国という国を理解する上で、本間氏は「スピード」というキーワードを挙げました。そして、スピーディーに変化する中国の社会や市場に対応するために中国での決定権を有するパナソニック北東アジア社を立ち上げたと紹介し、社内では常に「中国スピード」「中国コスト」「中国モデル」を心がけるように強調していると示しました。

 また、中国国際輸入博覧会に4年連続で出展するなど、多くの人に知ってもらうように心がけていると述べ、実際に今年のネット商戦「ダブル11」では前年比で家電商品の売り上げが121%も成長したと実際の手応えを語りました。

 「改革開放以降、中国は自由貿易の促進という立場を一貫して保ち続けたことが今日の大きな成果に繋がっている」

 本間氏は、中国がこれまでにスピーディーな発展を遂げてきた「秘訣」についてこのように語り、コロナ後の中国経済についても引き続き自信を示しました。また、中国の市場と消費者全体が確実に変わってきているとし、「私たちも製品や価値観を変えていかないといけない」と危機感を示しました。その上で、コロナ後には中国で8カ所の新拠点の建設を進めていると今後の計画を明らかにしました。(取材・写真:劉叡、校正:星)

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